1968-05-09 第58回国会 衆議院 本会議 第31号
このことは、佐藤総理の昨年四月実施の東京都知事選挙における三多摩失言に明らかなごとく、歴代自民党政府の地方自治に対する中央集権化の政治姿勢を端的に表現しているのであって、地方財政が、地方自治法施行以来苦悩し続けてきた実態を如実に物語っており、憲法第九十二条の規定する地方自治の本旨を忘れ去り、地方公共団体を中央政府の下部機構的存在に放置してきたのであります。
このことは、佐藤総理の昨年四月実施の東京都知事選挙における三多摩失言に明らかなごとく、歴代自民党政府の地方自治に対する中央集権化の政治姿勢を端的に表現しているのであって、地方財政が、地方自治法施行以来苦悩し続けてきた実態を如実に物語っており、憲法第九十二条の規定する地方自治の本旨を忘れ去り、地方公共団体を中央政府の下部機構的存在に放置してきたのであります。
そういう場合を考えますと、はたして政府、原子力委員会の下部機構的存在であっていいだろうか。場合によっては、それも法律できめればいいかもしれませんが、財団法人的なもの、あるいは特殊法人的な存在のものになって、そこへ民間の資金も出すことが必要な場合にはそういうことも考えられはせぬかというふうに思います。